仮想通貨イカゲームコイン(SQUID)は、現在DAOになっているようです。
イカゲーム(SQUID GAME)がモチーフとされたました。そのコインで詐欺が発生し、世界を震撼させたニュースです。
日本でも話題になったことはご存知の通りでしょう。
今回は、イカゲームコインがどのような経緯でチャートが0円になり、現在ついても説明していきます。
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イカゲーム(SQUID GAME)とは?
そもそもイカゲーム(Squid Game)とは何かというと、定額制動画配信ストリーミングサービス「Netflix(ネットフリックス)」で大人気、韓国のサバイバルゲームドラマです。
配信スタートから28日間でおおよそ1億4,200万世帯以上の視聴があり、合計視聴時間が16億5045万時間というネットフリックス史上最大のヒット作となりました。
この話題性から生まれたのがイカゲームコインです。
イカゲームコイン(SQUID)とは?
イカゲームコイン(SQUID)は、Netflixで配信されているドラマ、イカゲーム(Squid Game)のインスピレーションから生まれたのが、スクイードゲームコイン(Squid Game Coin)です。
ただ、イカゲーム制作者側はイカゲームコインとは全くの無関係であると伝えています。
ピーク時の価格は、1イカゲームコイン当たり30万円以上でした。
イカゲームコインは、ラグプル(Rug Pull)が行われ価格が一瞬にして0円になった詐欺コイン(スキャムコイン)です。
ラグプル(Rug Pull)とは?
Rugは「じゅうたんや敷物」といった意味があります。
Pullは「引き抜く、引っ張る」という意味です。
ラグプル(Rug Pull)とは、誰かが乗っている敷物を引き抜くというイメージでしょうか。簡単に説明すると開発者が投資家の資産を持ち逃げすることです。
イカゲームコイン開発者が資産を持ち逃げ
資産持ち逃げ(Rug Pull)を行うために、開発者がDeFi(分散型金融)の利用をしました。トークンを作成してDEX(分散型取引所)で誰でも取引できるようにしました。
大規模な投資家がDEXでイカゲームコインの取引を行い、最終的には開発者によって資産が奪われるという詐欺が行われました。
イカゲームコインの場合、TwitterやTelegramといったソーシャルネットワークで大きな注目を集めていました。買い方も詳しく説明されていました。
Netflixのドラマで話題だったこととビットコインが上昇していたことで資産が集まりました。
投資家はあることが理由で、イカゲームコインを売ることができず、チャートが上昇し続けていたことからさらに多くの新規投資家を集めたのです。
仮想通貨では、イカゲームコインの他にもたくさんの詐欺事件が発生しています。
これとは別に詐欺のような仮想通貨の一つとしてリベーストークン(Rebase Token)などにも注意が必要です。
「【仮想通貨】リベーストークン(Rebase)とは?詐欺コイン?」
こうしたコインを見分けるのは、時に難しく将来性を期待していたのに予期しないことが発生することがあるのです。
この先は、イカゲームが0円になるまでの経緯と現在はどうなっているのかについて解説していきます。
イカゲームコインが0円になるまでの経緯
ここからは、時価総額約60億円から0円になるまでの経緯をお話しします。
イカゲームコインは、詐欺前に入念な準備がされていました。
イカゲームコインの事前販売開始
イカゲームコインは10月20日、日本時間23時30分に事前販売が行われました。
ビットコインのチャートが約740万円で推移していたことと、ドラマのSquid Gameの話題性もあったことで事前販売時のコインは一瞬にして売り切れたのです。
2021年10月20日にある問題が発生し、一度コインの保有者にイカゲームコインからBNB(バイナンスコイン)の返金を行っています。
再度、事前販売を行う
事前販売終了前に第三者により流動性を追加されたことから一度全額返金を決定しています。
そして2021年10月21日、日本時間23時にもう一度事前販売のカウントダウンがありました。
再度開始した直後にもすぐにコインは完売したようです。
事前アナウンスされていた価値
売買開始前に告知されていたイカゲームコイン(SQUID)の価値は以下のようになります。
事前販売価値 | 1BNB | 800,000 SQUID |
売買開始時 | 1BNB | 700,000 SQUID |
これが高いのか安いのか分かりませんが、この当初はこれ以上の価値を感じていた人が多かったのでしょう。
イカゲームコイン取引の開始
イカゲームコインがプリセールで完売直後の10月22日1時16分に売買がDEXで開始されました。
人気から一瞬でコインが完売し開始直前から保有者はワクワクしていたことでしょう。
しかしここから不気味なほどに価格を伸ばしていきます。
イカゲームコイン(SQUID)の価格推移
スタート時の価格は、0.0007ドル(日本円で約0.08円)でした。
そこから価格は徐々に上昇して、2021年10月28日17時41分には、1ドル(約110円)を超えていたのです。
ここから分かるように一気に上昇するのではなく時間をかけて上昇させてさらに投資家を集めたことも伺えます。
開始直後から売れないという声
イカゲームコイン取引開始直後から売却できないという声がありました。
購入することだけができるコインとなっていたのです。
web3.0やNFT、Gamefi(ゲームファイ)などに期待して長期保有するつもりの方もいたので、直後にはそれに気づいていないようでした。
なぜ売れなかったのか?
イカゲームコイン(Squid)には、このほかにマーブル(Marbles)というコインが存在していました。
マーブルというコインを受け取るには、ゲームに参加することによって取得できるコインでした。参加費用として多額のイカゲームコインを支払う必要がありました。その他の条件としてこのゲームをプレイするには大人数が必要でした。
イカゲームコインはアンチダンプメカニズムを採用しており、流動性プールがあった場合に販売できるトークンは半分であり、かつ保有しているマーブルトークンをバーンすることによって販売できるというものでした。
マーブルコイン(Marbles)もDEXで購入が出来ましたが、価格高騰から誰も購入することができなかったと言えるでしょう。
これによってイカゲームコインを売買できる人はほぼいなかったのです。
コインマーケットキャップで警告
2021年10月29日にCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)では、「多くの通報がありイカゲームを売ることができないようです。」と警告していました。
以前から気づいていた方も多いようですが、ここから情報が拡散されていきました。
この時点で価格は、200円を超えていました。
価格が35万円まで一気に上がる
2021年11月1日に価格が一気に上がります。
31日時点で32ドルから上昇しており1日の夕方から価格は、90ドル、270ドル、430ドル、570ドルになりました。
そして、最後のトップでは3097ドルと一気に伸ばしました。
日本円でなんと約35万円です。
1イカゲームコインを購入するのに35万円となります。
最高値付近で購入した方もいると思います。
価格がほぼ0円に
2021年11月1日、日本時間18時30分に価格が一瞬にしてほぼ0円になりました。
厳密にいうと、0.00067ドル(日本円で約0.078 円)です。
ゆっくり相場が下落していくのではなく、1秒も経たない間にチャート上で0円になったのです。
以下は、私が書いたチャートです。
このようにして一気に上昇して、約0円まで下落しました。
最終的には、開発者がスマートコントラクトから資産を引き出し奪っていきました。
時価総額60億ドルが一瞬にして失われました。
イカゲームコインの犯人は、BNBへ交換しました。通常ですと資金の移動を追跡できますが、トルネードキャッシュ(TornadeCash)というトランザクションの匿名化ができるサービスを利用して取引を隠したとされています。
推定210万ドル(約2億4000万円)が持ち逃げされたと伝えられています。
イカゲームコインのプロジェクトが最後に残した言葉
2021年11月1日、日本時間18時46分に以下のメッセージを残して去りました。
最近、誰かが私たちのプロジェクト、Twitterアカウント@GoGoSquidGameだけでなく、スマートコントラクトを含めてハッキングしようとしています。私たちはそれを保護しようとしていますが、価格はまだ異常な状態です。Squid Gameの開発者は、詐欺師から落ち込んでいてストレスに参っているので、プロジェクト経営を継続したくありません。イカゲームのすべての制限とトランザクションルールを削除する必要があります。イカゲームは、コミュニティの自律性の新しい段階に入ります。ご不便をおかけして申し訳ございません。何か奇妙なことが出始めたら、それを無視してください。ありがとう!
といった内容でした。
すでに価格が0円になってからこの文章をテレグラムで残しています。
現在も犯人は、捕まっておらずまだ調査の段階なのかもしれません。
事前に詐欺だと伝える人も
当初このコインが人気だった一方で、このコインは詐欺だと伝えている方もいました。
イカゲームとイカゲームコインは全く関係ないことから怪しいという声もありました。
ホワイトペーパーやホームページなどにもスペルミスが多数あったのも怪しいと言われていたことの一つです。
ただし、このほかにも怪しいコインがたくさんあるものの数時間や数日で100倍や1000倍というように達した仮想通貨も多数存在します。こうした一瞬の利益を狙って投資する人もいるので詐欺コインという言葉など関係ないという意見もあります。
イーロンマスク(Elon Musk)の影響から話題になった、SHIBA Inu Coin(柴犬コイン)も同様に怪しいと言う声もありましたが、大きな高騰をしています。
他の詐欺コインやトークンに関しても大きく上昇した事例が多いことからも、将来性など誰にも分からないコインほど面白く感じて投資してしまうのでしょう。
イカゲームコイン(SQUID)の現在
イカゲームコイン(SQUID)は、現在も稼働していました。
バイナンス(Binance)は、イカゲームコインの調査を開始すると発表していましたが、現時点で進展はございませんでした。
イカゲームコインは、現在売ることができる?
運営者が資産を盗んで逃亡した以降は、イカゲームコインを売ることができるようになりました。
売ることができないというのは解除されているので、現時点でも売却することが可能です。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)でも現在、Squid Gameコインは取引ができるようになっていると公開されています。
イカゲームコイン(SQUID)はDAOに?
イカゲームコインは、DAOに(分散自律型組織)になっているのかもしれません。
DAOで成功した事例としてビットコイン(Bitcoin)があげられます。
DAOとは、開発者が存在しなく投資家たちだけで築き上げるコインです。
イカゲームコインは、運営者や管理者が逃亡してしまった以上、支配する人もいなくなっています。
ただイカゲームコインは、誰かがホームページを新たに立ち上げたり、Gamefi、NFTアートなどを作り上げている方もいるようでした。
それを利用して投資家から資産を募り持ち逃げするといった事例も少なくありません。
イカゲームコインは、DAOとして独立していて透明性があるのかという疑問もあります。
現在逃亡中の犯人は逮捕されるのか、今後どういった動きがあるのかなど不安要素はたくさんありますね。今後も詐欺が発生することも考えられるます。ですので、DAOと言えるかは不明なところです。
現在でも投資する方がいるようです。一度でも詐欺があった以上は投資することには注意が必要です。
マルチコミュニティの誕生
新たなグループがイカゲームコインを再編を試みているようで、ラグプル時にお金を入れていたイカゲームコイン(SQUID)の投資家を助けるために複数のコミュニティも誕生しているようです。
イカゲームコインは、再び$3000(日本円で約35万円)を超えることを目指しています。
特に中国人コミュニティ内のメンバーが非常に多く約35,000人が存在していました。(Botも多いかもしれません。)
もともとパンケーキスワップなどで取引されていましたが、Gate.io、Poloniex、LBank、BKEX、CoinW、Kalata Protocol、Dinosaur Eggs、ZTというような多くの取引所の提携も発表をしていたようです。
人が集まることで、取引所にもメリットがあるので上場させる海外取引所も数多く存在していました。
こうしたことが注目されて信じられないくらい上昇した時には、世界で再び大きなニュースになることがあるのかもしれません。
ある意味でこれからも注目すべきかもしれませんね。
最後に
今回は、「仮想通貨のイカゲームコイン(SQUID)が0円になった経緯と現在はどうなっているのか」について解説しました。
仮想通貨には、注目を浴びて大きく飛躍するものもあれば、大規模な投資家を利用してお金を盗み取るという悪質な行為を行う運営者も存在します。
詐欺は、常日頃から行われています。今後もイカゲームコインのような大規模な詐欺行為が行われることがあるかもしれません。こうしたコインを見分けることが困難な状況であることも多いです。
もしそうしたコインに投資を考えたときには、一度考え直してみることや諦められる金額を上限とすることが自分の資産を守る鍵となるでしょう。